4月26日(土)NPO法人川越蔵の会主催、川越市文化創造インキュベーション施設・コエトコで「川越職人の技 体験市」を開催しました。
当日は多くの来場者で賑わい、400人の来場者数となりました。
ご来場・ご参加ありがとうございます!
蔵の会有志スタッフ・職人さん合わせて55人で運営しました。
小江戸川越は蔵造りの町並みで知られています。蔵造りは様々な分野の職人さん達の技に支えられ、構成され、技が集結した大きな集合体・構造体です。
歴史的な建物が軒を連ねる川越の町並み、この景観を維持してきたのは、建物所有者の心意気と建物修理を続けてきた伝統的な技術を身につけた職人さんがいたからです。
川越ならではの固有資産である蔵造りの町並みを、知識だけでなく全身を使って子どもたちに体感してもらう体験イベントとして開催しました。
普段はなかなか職人さんとお話し・接する機会がないと思いますが、この体験市では職人さんに教えてもらいながら作業を体験することができました。
さらに川越には、昔から引き継がれてきたお祭りもあります。このような伝統、文化を次の世代に繋いでいくために、職人の技術は欠かせません。職人文化も一体になっての川越の文化であり、それが残っていることを、子供たちが誇りに思ってくれると嬉しいです。
川越蔵の会では今後も、体験イベントを通して、川越の歴史・文化を子ども達に伝えていきたいと思っています。
「川越職人の技 体験市」~蔵造りを支える職人さんたちの技を体験しよう!~
『いろいろな職人さんたちがコエトコに大集合!』
日にち:2025年4月26日(土曜)
時間:10:00~15:00
会場: 川越市文化創造インキュベーション施設「コエトコ」
川越市松江町2丁目11番地10
主催:NPO法人川越蔵の会
協力:川越市文化創造インキュベーション施設(コエトコ)
協賛:木の家ネット・埼玉、入間市の文化遺産をいかす会、くむんだー川越、上林歳明、阿久津左官店、杉本瓦店、五代目 中屋滝次郎正義、庭師の仲間たち7衆、田嶋木工所、黒川雅遊
後援:川越市、川越市教育委員会
■大工
・金物を使わない伝統的な木組みによるジャングルジム「くむんだー」作り(カンナ削り体験付き)
・カンナの削り華を使ったフラワーアート作り
■木挽き
・マエ挽き大鋸を使って丸太挽きの体験
・台切大鋸を使って丸太の輪切り体験(植木鉢の敷物、鍋敷きなどに)
■左官
・土壁塗りの体験
・ピカピカ泥だんご(磨き仕上げ体験)
■瓦
・瓦葺きの体験と瓦の切断体験
■鍛冶
・5寸釘を鍛えてペーパーナイフ作り(最後に御名前を入れます)
■庭師
1.竹の花器作り
幾つか花器のパターンを用意し、一輪の花を選んで挿してもらい持ち帰ることができます。
2.箱庭の模型つくり
木枠を作り、紙粘土や造花などを用いて箱庭の模型を作ります。
他に、竹割り、竹ひご作り、タガ作りのデモンストレーションを随時実施
デモンストレーションタガ(竹の輪)などは販売予定
■家具
・木を削ってMY箸づくり
■神楽面
・神楽面の製作体験
◎同時開催
「建物解説ツアー企画」
『川越市では初の全解体修理を行った市指定文化財である旧川越織物市場及び旧栄養食配給所について、建物の特徴や魅力、修復工事で使われた工法や修復で苦労した箇所など、設計・監理を担当した協同組合伝統技法研究会のお二人に案内してもらいながら施設内を巡りました』
解説者:協同組合伝統技法研究会 大平氏、衣袋氏(旧川越織物市場整備工事設計・工事監理)














